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家づくりの資料

コラム

コラムバックナンバー

Vol.29 2010年2月
居ごこち 6年前に建て替えた吾妻のTさんの家。
広いリビングにある薪ストーブが家全体を暖める。高齢の方に頼まれて、手入れ出来なくなった山の整備をし、雑木をもらって薪にする。仲間と協力をし、地域の方々と助け合い環境を守るご主人だ。
庭のほうの木は毎年枝を伸ばし、焚き付けに役立つ。その隣には2人の娘さんの入園記念に植えたあんずとぐみが仲良く並ぶ。
晴れた日は庭に面したデッキに布団を干して寝ころぶのが大好きとお姉ちゃんが楽しそうに話をしてくれた。
Vol.28 2010年1月
居ごこち 2世帯で暮らす沼田市のKさん。リビングに対面のキッチンは帰宅する家族に「おかえり」が言える場所。ここから奥様が毎日見ている風景は家族6人ゆったりのケヤキの食卓と薪ストーブがあるリビングだ。シーンとした家でひとりになるのも贅沢な時間で、夕方になれば大勢の家族が集まり、飲んだり食べたりおしゃべりしたり、にぎやかな時がやって来る。
ご主人が休みの日に丸太からつくった薪を、使用済みの割り箸を利用して燃やす。自他共に認める「エコ家族」だ。
Vol.27 2009年12月
居ごこち 前橋市の畑と民家が混在する町に平屋とも見えるOさんの家がある。築9年が経ち、年月を重ねた自然素材が真新しさとは違う温もりで、家全体を包み込んでいる。
ハウスでキュウリを生産しているOさんは出荷に向けて忙しい毎日だ。
「この家に住むようになって、冬の朝でも布団からすんなり出られて楽。重ね着をしなくてもいいしね。」と奥様はニコニコと話す。
ひょっこりと遊びに来た隣に住むお孫さんを、使い込まれた薪ストーブも長老のような面持ちで見守っていた。

Vol.26 2009年11月
居ごこち シフォンのカーテンから濃い黄色の漆喰壁の居間に優しい光が差し込むKさんのお宅。
4年前の新築時より家族が1人増え、手狭になったと言うが、余裕さえ感じる。建築中も広々するよう、思いつく事をいろいろ要望したそうだ。 奥様は捨て上手で必要な物だけを収納し、スッキリ感を持続させている。
スノーボードの教室を持ち、傍ら野菜を出荷するご主人。この家で不都合は感じたことがない。冬の仕事が終わり迎えてくれる家はいつでも暖かく、快適を実感すると話してくれた。

Vol.25 2009年10月
居ごこち ご兄弟の家を参考に、迷うことなしに同じく木の家を建て5年目を迎えたKさん。
収納を充実させ、家族の成長を視野に全力での家づくりだった。ところが1年後、海外研修で一家揃って英国へ渡り3年。今年、木の香り溢れる我が家に戻った。
帰国後、娘さんのアトピーの症状が落ち着き、姉妹が裸足で走る木の床は、掃除が楽と奥様も嬉しそう。滞在中の思い出の品々がちりばめられた、思い入れ深い木の家。海外での貴重な体験を胸に、また新たなスタートを切ったKさんご一家だ。
Vol.24 2009年9月
居ごこち 「快適に暮らしています。」と話すKさんは、この家で3度目の冬を迎える準備をしている。薪ストーブだけで暖をとる暮らし。急に寒い朝が来ても困らないようすでにメンテナンスは万全だ。
1年生になった美奈ちゃんと香奈ちゃんは家に帰るとはだしで家じゅうを駆け回る。そのパワーにたじたじのご主人だが、一緒に遊び2人のはしゃぎ声を笑顔で聞く毎日だ。おおらかな間取りで夏は自然の風が流れ、冬は薪の炎の温かさに包まれるこの家は快適。とまたしみじみ語る。
Vol.23 2009年8月
居ごこち 自分の家を持つのは、とても大切で責任のあることと考えていたSさん。本物の素材の家と決めて、2年前念願の木の家を建てた。
木の家具や植物と共に家族の生き生きとした写真がたくさん飾られた居間。大きな吹き抜けに渡った梁を境に親子でバトミントンをする事もあるそうだ。納得して決めた間取りや設備だが住んでみるとまた新しいアイディアが浮かんでくると言う。子供たちの成長と共に、住みながら手を加えていくことが楽しみです。とご主人は話してくれた。
Vol.22 2009年7月
居ごこち 1年半前にOさんが建てた家は、和を意識した落着きある佇まいだ。無垢の木や漆喰を使った家に惹かれた理由と、実際に住んでみて感じる事が一致すると言う。洗濯物が2階のフリースペースで良く乾き、奥様は期待通りと喜んでくれている。
全開放の窓から眺める草花。日差しの焼け込が柔らかくなるよう、ご主人が植えた。日中は南側の窓は閉め、障子で日光を遮ると、扇風機を回すだけでひんやりとした室内になる。
自然を上手に利用し、エコで素敵な暮らしが実現していた。
Vol.21 2009年6月
居ごこち 昨年、建替えではなくリフォームを選択したYさん。環境の変化に弱い高齢のお父様を気遣ってのことだ。
水廻り・玄関・居間は木や塗り壁で明るくあたたかに生まれ変わった。 お父様は日当たりの良い居間で一日の大半を過ごす。ジメジメ感や結露がないリフォーム部分は、既存の部分と比べると、気持の良さがよくわかるという。
4人のお子さんは成人し今はお孫さんを預かり、仔犬のココロの世話もしている奥様。快適さは、楽しくも忙しい毎日の支えにもなっている。
Vol.20 2009年5月
居ごこち 沼田市にお住まいのOさん。入居から一年が経ち、木の色もずいぶん落ち着いた。家全体が明るく、清々しい気分だ。風の通り道がいくつもあり、窓の開け閉めで室温を調節できるという。
奥様が希望した小さくても自分専用のスペース。階段下を利用し収納も確保した。ミシン掛けは造り付けの作業台でする。手づくりの可愛らしいカーテンは、この家のアクセントになっている。二階の陽だまりで天窓の空を眺めるのはとても気持ち良いです。と家のお気に入りの一つを教えてくれた。
Vol.19 2009年4月
居ごこち 沼田に住むUさん。息子さん達は皆独立し、ご夫婦と黒猫1匹の穏やかな暮らしだ。
10年前に建てた木の家で、冬は暖房機一台、夏はクーラーいらずの省エネな生活。開放的なつくりの家には友人達が何かに付けて集まって来る。ご主人愛用の二階の小部屋風の一角は習字、囲碁、読書などをする心地良い場所だ。日当たりの良い窓辺では植物が一年中元気に育つ。驚いたことに新築の時に頂いたという胡蝶蘭が、今年も大きな花を付けた。ポトスも青々とたくさんの葉を茂らせていた。
Vol.18 2009年3月
居ごこち 赤城南面道路沿いの森林に囲まれたNさんの家。10年が経ち家づくりはようやく完成に近づいていると言う。
玄関を風や雪から守るように増築した作業スペース。2階のロフトは木工の得意なご主人が床を貼った。のんびりとした雰囲気のこの家は、何日か留守にし帰宅すると今でも新鮮な木の香りが迎えてくれ、家族皆が落ち着く所。キッチンから見える谷川岳の四季の変化や朝夕の表情は、奥様が日々楽しんでいるもの。厳しい自然環境も素敵な暮らしの一部として受け入れている。
Vol.17 2009年2月
居ごこち 赤城山の裾野。昭和村に住むTさんの家から広大な自然が一望できる。
この土地に新築を考えた5年前。限られた予算の中で、木の香りや暖かな住み心地を優先した。折りたたむことのできるカウンターや押し入れ代わりにたくさん作った木の棚。無駄なくコンパクトに工夫したこの家で親子6人が伸び伸びと暮らしている。きれいな色が好きで、家づくりに採り入れたいと考えていた奥様。実現した夢が今でも変わらず日々の暮らしの中で光を放っている事に、ふとした時気づくと目を細めた。
Vol.16 2009年1月
居ごこち 沼田市。築9年のUさんの家は異国の民家を訪れたような新鮮な感覚が湧く。細かな仕上げまで、自分の感性のフィルターを通して注文した家は何年経っても色褪せることはない。
自分らしい家づくりを求め業者探しに1年を費やした。様々な事に気づき、出した結論は本物の素材を使うこと。古くなることで益々理想の家になっていくと。そして、回り道をしてしまったが案外近くに意気投合できる業者があったんだと笑い、当時を振り返るご夫婦。家づくりに妥協は無し。一生住むところだから。
Vol.15 2008年12月
居ごこち 4年前のクリスマス、包み込まれるような暖かさが家全体に広がるこの家に引越しをしたKさんご一家。
二世帯の家族の真ん中に薪ストーブがある。火のある暮らしを支える為、お父さんが木を集めおじいちゃんが薪割りを担当。おばあちゃんがする薪積みをせっせと手伝う3歳の塁君。早く大きくなって、おじいちゃんのように薪割りをしたいと目を輝かせる。
生まれた時から絶え間なく注がれる家族の愛情。そして木の香りに満ちたクリーンな空気が塁君への最高のプレゼントだ。
Vol.14 2008年11月
居ごこち 二世帯が暮らすHさんの木の家は、12年が経つ。今年、外壁の板を濃い目の色で再塗装した。全体の雰囲気に調和し、落着いた仕上がりだ。
Hさんが毎年する大根のたくあん漬け。9月の初めに種まきした大根を冷たい水の中、たわしでゴシゴシ。表面に傷を付けるのがコツ。10日ほど干し、独自の方法で丁寧に漬け込む。手間暇かけたたくあんを家族皆で「上手にできたね」と頬張る日を心待ちにしている。
外仕事の後には、木に包まれた暖かい居間で編み物をするのも幸せな時間だ。
Vol.13 2008年10月
居ごこち Tさんは自然が多く、のんびりとした環境の渋川市郊外に暮らす4人家族。
この居間の座卓は家族全員が集まる多目的テーブル。子供の宿題、家族の食事、ここに座るとホッとする。奥様の趣味は子供達の為に小物を作ったり布ぞうりを編む事。
日当たりが良く、冬には土間に置いた薪ストーブ1台で暖を採るエコな暮らし方。嬉しいのは実家から届く地元のお米や散歩の途中で頂く畑の野菜だ。そろそろ薪ストーブでスープを煮込んだり、野菜の鍋を家族で囲む季節がやってくる。
Vol.12 2008年9月
居ごこち 吹き抜けのある2階。寝室の一角に作業スペースを持つNさん。明るくナチュラルな空間で製作に没頭する。
Nさんの手から作り出される物は木綿や麻を使ったやさしくシンプルな布小物。手づくり市やショップで販売もしている。そんな活動の中でたくさんの人と知り合い、人生を豊かにしている様子がとても素敵だ。
仲間と一緒に自宅で手づくりのお店を開く夢を持っているNさん。白い漆喰の壁のリビングや木のデッキ、木陰がある庭まで作品が並ぶ日が楽しみだ。
Vol.11 2008年8月
居ごこち 家と共に2年が経った菜園にたくさんの野菜を実らせたJさん。この家が出来てからというもの、畑を手伝ってくれるご両親、親戚がよく集まってくる。
シンプルな生活を前提に作ったこの家は風通しが良く、大きな軒の出で室内は夏でも過ごしやすい。
家の中はどこにいても皆が同じ部屋にいるような安心感。広いウッドデッキがもう1つの部屋のようだとご主人は語る。採りたてのキューリに味噌を付けてバリバリと丸かじりする子供達。額の汗もキラキラ輝いていた。
Vol.10 2008年7月
居ごこち この家に住んでちょうど一年が経ち、新しい暮らしに落着きが、木の家に愛着が生まれたFさんご一家。
お姉ちゃんが見慣れたパインの壁板に、かまきりの顔をした節(フシ)があると教えてくれた。頻繁にやって来る三人姉妹のお友達が「木のにおいがする」と驚くという。
この家で迎えた二度目の夏休み。明るく開放的な二階のフリースペースで、早々と宿題にとりかかった子供達。うだるような暑さが続く伊勢崎だが、ここは別世界。家全体に冷房の効いた風が穏やかに流れていた。
Vol.9 2008年6月
居ごこち 木の家に住み10年のIさんご一家。居間と対面のアイランドキッチンのカウンターは、家族みんなが自然に集まってくる所。南向きの窓には、ご主人が植えた庭木がスクリーンのように映し出されている。
新築時には、園児だったT君が中三になり、今春2階のフリースペースに部屋を作った。満足そうだったが、居間にいる時間の方が多いそうだ。高三のKさんもここが好きで、話をしながら手伝いをしてくれる。食事の後片付けも、子供達となら楽しいと奥様は語ってくれた。
Vol.8 2008年5月
居ごこち 木や自然素材だけの家に住みたい。夢が叶った8年前、Nさんの木の家の暮らしが始まった。ラフに仕上げた白い漆喰壁。造り付けの木の棚に、小物をセンス良く並べた居間。対面するキッチンも素朴でシンプルな道具を揃えて、心なごませてくれる空間を作っている。
一日の大半を過ごすキッチンで、色々な物に挑戦してきたNさん。マクロビオティック料理や天然酵母のパン作りに取り組んでいる現在。大好きな自然とその力を日々感じながら、手づくり生活を満喫している。
Vol.7 2008年4月
居ごこち 沼田で木の家に住み7年目になったSさんは少しずつメンテナンスをしながら気持ちよく暮らしている。奥様の趣味は園芸。温かい日はデッキで草花の手入れをする。 かわいい雰囲気のアメリカンカントリーテイストを上手に取り入れたキッチンや居間。
最近通い始めたというトールペイント教室で、可愛らしく描いた木製のプレートがやさしく迎えてくれた。これからはお茶をしながら外の花々を眺めるのが楽しい季節だ。木のデッキで子供達とバーベキューをするのも待ち遠しい。
Vol.6 2008年3月
居ごこち Sさんはこの家で、薪ストーブと共に3度目の冬を越した。燃料高騰を横目にせっせと薪割りに精を出した毎日。その甲斐あって来年も困らない程の薪が保管されている。薪集めは様々な樹木とめぐり合える作業。
適した木で木工をするようになり作品も増えた。すっきりとした室内には手づくりの台などが置かれ、さりげなく暮らしに溶け込ませている。薪ストーブを介して知り合った仲間を招いて、楽しいひと時を過ごすこの居間。ご主人が日々、火を見つめゆったりと過ごす所だ。
Vol.5 2008年2月
居ごこち Hさん宅の2階には楽しいカウンターがある。吹き抜けで繋がったこの場所に座ると、階下の様子を感じながら気分を変えることができる。4人のお子さんが小さかった頃は、ここでお酒を楽しんだりしていた。今ではくつろぎの場はもっぱら1階の居間になった。
その代わりに休みに帰省したお嬢さん達がコンポで音楽を聞いたり勉強をしたり、思い思いに過ごす場所になったそうだ。家族それぞれの成長と共に変化する家の住まい方。変わらない居心地の良さがここにはある。
Vol.4 2008年1月
居ごこち この家に住み8年。家業を守るご夫妻は近所の職場に毎日通う。寒い冬の朝、薪ストーブに大きめな薪を入れると吹き抜けのある居間を中心に、家全体がほんわかと暖まる。ストーブの火は消さず、空気の取り込み口を小さくして仕事場へ。とろとろと燃える薪は熾きになっても暖かさを保つ。断熱の良いこの家は昼の食事に戻る夫妻を暖かく迎える。
家族の帰りを待つチワワの専ちゃんもストーブが好きで、マットの上が指定席。窓際にはご主人が手入れする植物もすくすくと育っている。
Vol.3 2007年12月
居ごこち Yさんは小学生の子供を持つ3人家族。暮らし方にぴったりと合ったこの家に住み、気持ちに余裕ができたそうだ。
吹き抜けのある居間を中心に、家が1つの部屋のようだと語る。開放感を持ちつつ、コンパクトにまとまった生活動線。物を多く持たないライフスタイル。掃除が楽という室内はすっきりと軽快だ。
好きな読書をしたり、子供とゆっくり過ごす時間が多くなったねと、ご主人手作りのコタツで会話が弾むご夫妻。
この日、すべての暖房オフでも、あたたかで居心地抜群。
Vol.2 2007年11月
居ごこち Kさんは、自然素材に囲まれた暮らしの中に、色々なアイディアをひらめかせて自分らしい生活を楽しんでいる。
ホッとする場所は、日当たりの良い居間。和の暮らし方が好きで、こたつのある畳敷きの居間は、のんびりとくつろぐことができる。
見上げる大きな吹き抜けは、二階の子供部屋にも声が届き、夕食時など家族を呼び集めるのも一声でOK。
イラストの得意なKさんの夢は挿絵ライターになる事。居心地の良いこの場所は、好きなことに没頭できる場所でもあるそうだ。
Vol.1 2007年10月
居ごこち 珪藻土を塗った壁が天井まで続く、大きな吹き抜けのリビング。リゾートホテルのような開放感があり気持ち良い。
キッチンと少し離れたリビング。Tさんはここの一角でマッサージの仕事もする。来客の多いこの家で、いつでも明るく迎えてくれるリビングは、Tさんの人柄のようだ。
冬の夜は薪ストーブの前に家族が自然に集まってくる。このソファーに座り振り返ると、外には愛犬ジュニー、メイの愛らしい顔がいつでもある。ここはTさん一番の居心地良い場所のようだ。
Vol.16 2007年9月
適材適所 家を長持ちさせるには、隠れた構造材を湿気から守る工夫が必要だ。 湿度の高い夏、湿気がこもりがちな床下は基礎外部に設けた換気口を開き、通風を良くする。乾燥期の冬は換気口を閉めて暖かさを閉じ込める。
また、外壁・屋根と断熱材の間に空気の通り道を設けて家の中で発生した湿気を躯体に溜めず、上昇気流で屋根の棟から排出する。夏は外壁や屋根の熱を吐き出し、室温の上昇を抑える働きもする。 この方法で常に家はカラッと快適。
Vol.15 2007年8月
適材適所 梁は柱と柱の間に渡す横木のことで、柱を固定し屋根や階上の床を支える。国内には樹齢100〜150年の梁に適する良質の杉が多くある。梁は強度が必要なために、木材の芯があることが重要で、一本の丸太から一本の梁しかとれない。
建築後、木材は呼吸し、乾燥を重ね堅く引き締まっていく。 その変化を感じ、造りの美しさを日々見ることのできる“表し天井”。 木材の持つ調湿作用や森林浴効果を発揮し、梁は堂々と私達の目を楽しませる。
Vol.14 2007年7月
適材適所 屋根は雨露をしのぎ、風や雪ほこり等から私達を守る。十分な断熱材を入れることで、照りつける夏の太陽の熱も遮断することが出来る。
素材は瓦、ガルバリウム等々。材質と色は家の個性となる。軒の出の大きい家は、夏の陽射しを遮り室温の上昇を抑える。冬は低い太陽の光を招き入れ家の中にあたたかな陽だまりをつくる。軒の出は外壁を雨から守り、長持ちさせる役割もする。それは自然と上手に付き合う昔からの知恵だ。
Vol.13 2007年6月
適材適所 外壁は水に強いウエスタンレッドシダー、赤味の杉等が適する。表面のザラザラとした粗仕上げは力強さを感じる。
また、塗料の付着する面が多くなることで、塗装を長持ちさせる。塗装すると木は美しく輝くが、素のままでも耐久性は良い。塗りなおしのメンテナンスをして、変わらぬ美しさを保つ楽しみ方。雨や風を受けて日焼けをくり返しながら、茶色からシルバーグレーへの変化を待つ楽しみ方。 本物の木の家に住む人の究極の選択となる。
Vol.12 2007年5月
適材適所 畳は日本独自に発達した敷物で、香り良く、爽やかな肌ざわり。衝撃を受け止め、音を吸収し,保温断熱をする。
伝統的な畳は、稲作の副産物を有効に活用した藁床(わらとこ)と、い草の茎で織った畳表で、湿度調節や空気清浄の効果がある。そのやさしさは、高温多湿で風通しの悪い所では、ダニやカビの温床となる側面を持つ。風が通り、調湿に優れた自然素材の家では、畳も状態良く保たれ、表替えをすれば繰り返し香り良い新畳を楽しむ事ができる。
Vol.11 2007年4月
適材適所 窓は明かりを取り込み、風の通り道になるとともに、家の表情もつくる。 木製ペアガラスサッシは2枚のガラス間 に乾燥した空気が入れられ、この空気層が断熱材の働きをしている。
木製の枠は気密性が抜群で、冬、窓周辺に手をかざしても冷気を感じない。遮音効果もあり結露を起こしにくい性能は家の耐久年数を延ばす役割を果たしている。 質感・色合い・デザインのすべてが自然素材の板張り、塗り壁の家に相性良好で、しっくりとなじんでいる。
Vol.10 2007年3月
適材適所 羊毛は繊維の中で調湿能力が高い。多湿な日本の気候、住まいは気密が向上した中で、羊毛断熱材は暖かく家を包むと同時に、壁の中の結露を防いでくれる。
太さ・縮れ・長さとも断熱材に適するヴァージンウールで空気の流れを妨げないポリエステルの編み込み構造。 人やペットに無害であることが実証されている防虫処理。 様々な難問をクリアしてできた羊毛の断熱材は住む人の健康はもとより作業をする人達の体にも安心。
Vol.9 2007年2月
適材適所 炭は火をおこすだけでなく、暮らしに効用をもたらしてくれる。 有害物質を吸着する為、煙草の煙ならば六畳に約1sを小分けにして置くと良い。また床下に適量の炭を置くことで、多湿の時は湿気を吸着し結露を防ぎ、カビ・シロアリの住みにくい環境を作り出す。 乾燥する時期に水分を放出し、半永久的にその役割を果たす。
クヌギ・ナラ・アラカシ等の炭は燃料に適し、間伐材を利用した杉炭は吸着剤として素晴らしい特性を発揮し、住人と家を守る。
Vol.8 2007年1月
適材適所 野村裕司さんは、野村左官店の二代目。漆喰で塗られた土蔵が数多く残る古都桐生に生まれ育ったせいか、古い建物や町並に魅かれ、国内外を問わず探索し、見聞を広げている。
工夫を凝らして塗った壁が、お施主様に喜んで貰えることを何よりの励みとし左官を志す若者達に技術と仕事の楽しさを伝え、育てることも使命と考える。身近な土・砂・小石を用い、塗り壁の様々な表情を想い描く56歳。日々左官人生を楽しんでいる。
Vol.7 2006年12月
適材適所 珪藻(けいそう)は植物性プランクトンで、空気中を絶えず浮遊し、水槽などに「藻」を繁殖させる。珪藻の死がいが海底等に堆積し、何百・何千万年という年月を経て、化石化したものが珪藻土で、火に強いため七輪コンロやレンガの原料として昔から使われた。
超多孔微細構造は、酒類のろ過材や食品添加物等に幅広く利用。建築では塗り壁や土間たたき等に用いられ、保温断熱・防露調湿・吸音脱臭など快適さを作り出す自然素材だ。
Vol.6 2006年11月
適材適所 漆喰(しっくい)の歴史は古く、世界では数千年前、日本では1300年前より建築に用いられた。原料である石灰石は、世界各地で産出でき、日本でも輸入ゼロで賄える、数少ない天然資源だ。
消石灰、麻スサ、角又糊を調合した漆喰は、空気中の二酸化炭素を吸収し徐々に硬まる。美観を損なわぬ耐久性や調湿作用・断熱性にも優れ 、防火性能も高い。撫(な)でる・磨く・荒らす。左官職人のコテが生み出す豊かな表情の多彩さは無限に広がる。
Vol.5 2006年10月
適材適所 良質で保温性のあるパイン材の床は、素足で歩くと冬でも気持ちいい。別名欧州赤松で厚さは35ミリ。
日々の生活の場である床には傷が付くが、タオルを濡らし一晩置くと、へこみは取れる。しかし少々の傷が味わいとなり得るのは、本物の木の不思議な所だ。木の呼吸を妨げない塗装をし、掃除は水ぶき。ワックスなどを使う必要がない。 パインの床は使い込むほどに、落ち着いたあめ色の輝きをいつしか放ちはじめる。
Vol.4 2006年9月
適材適所 縄文時代から食料として、建築用材として栽培された栗。遺跡から出土する栗の柱がその耐久性を物語る。水湿に強く、加工が比較的容易で、現代の建築でも土台や水周りに適した材料だ。しかし大量の伐採や病害、生育する雑木林の放置により、栗の資源は大変少なくなってきた。
土間に敷き、カタカタと楽しげな音がする木レンガ、こぶの味わいを生かした外デッキ階段等に利用。風雨にさらされ、なお強さを保つ栗は縄文人にとって貴重であったろう。
Vol.3 2006年8月
適材適所 数十本で清水寺の舞台を支えるという欅(ケヤキ)の柱。欅は硬く、丈夫な材質だ。住宅では大黒柱や、傷が付きにくい特性を生かし上がり框(あがりがまち)などの床周辺に使われる。古来より全国に自生する広葉樹だが建築での歴史は意外と浅い。鋸の発達で江戸時代に入り城郭・社寺建築で盛んに使われるようになったが、倹約令で使用を禁じられ、庶民憧れの材であった。
年輪が明瞭で力強い印象の欅は内装のポイントとして、家具材としてその魅力を発揮する。
Vol.2 2006年7月
適材適所 柱には素直で、真直ぐに伸びる性質を持つ杉が最適だ。杉は日本だけに生育する樹種で、古くは船、次第に建築やあらゆる生活用材に使われた。
水に強く保温性があり匂いは控えめで相手の香りを損なわない。木の肌は柔らかく、しっとりと艶がある。気候や日照などの生育条件等で、年輪の幅は不規則であり、板目は細長い木目模様になっている。規則的は縞模様は目がちらつき、落ち着かないが杉が奏でる木目模様は、何かを想像する楽しみと快さを与えてくれる。
Vol.1 2006年6月
適材適所 建築後には姿を隠す土台だが、家の耐久性を左右する要所。土台に最適な桧は、狂いが少なく、痛みや強度の点でも優秀で、匂い良好、作業性の良い適度な硬さ。更に、伐採されてから二〜三百年間は強さを徐々に増してゆく特性を持つ。
木は切られた時点で第一の生が終わるが家の材として第二の生を授かり、何百年もの歳月を生きる力を持つ。土台の桧は下面に炭の塗装を施され、湿度調節・防虫効果を高め、より長く「百年躯体」で生きる力を身に付けた。
Vol.8 2006年5月
大黒柱 大黒柱に寄り添う素敵な笑顔の御一家。「木の家は家自体の命を感じる。」と話すご主人。故郷はオーストラリア。18歳まで育った生家は、築80年で移築されて来た木の家だった。木の命を感じながら選らんだ桧丸太は、節の力強さが気に入った。柱になっても原木の時の印象と少しも変わらないと言う。
長持ちして欲しいと手入れすることで、家の寿命はより長く与えられると考えるご夫妻。その精神は、日々の暮らしの中から、幼い心に受け継がれて行く。
Vol.7 2006年4月
大黒柱 全長6メートル。いまだ養生紙に守られた大黒柱。基礎に敷かれた炭により、湿気や害虫から守られる。二階まで通った桧丸太は、太い梁と四方から支え合うように組まれ、大黒柱としての存在感を揺るぎのないものにした。
天窓からの光をやさしく受け止める梁は群馬で育った杉で、桧大黒柱に負けず劣らぬ年輪を重ねた。家の一部となった後でも呼吸し変化する柱や梁。割れ、ひびという年輪をさらに重ねながら、家族を見守る日々が、やがて始まる。
Vol.6 2006年3月
大黒柱 春の光が木製サッシから優しく差し込む。床下にはふかふかの羊毛断熱材が敷かれた。しっかりと暖かさを包み込んだ室内には、棟梁の手仕事の音が心地よく響く。小さく飛び散った木くずから力強い木の香りが溢れ出す。
この床は厚さ3センチ5ミリのパインの無垢材で大黒柱同様、今は白く初々しい姿で美しさを主張する。木は時と共に濃さと輝きを増す。棟梁の長くひたむきな作業は、材の変化を愛でつつ、世代を超えて住み継ぐ喜びに繋がる。
Vol.5 2006年2月
大黒柱 養生紙に包まれた桧丸太は、冬晴れの日大黒柱としてしっかりと据えられた。この家の建築に関わる職人、総勢15人ほどが力を合わせ棟上する建前。慣れた足取りで空中を渡り歩き、準備した木材を組み上げて行く。
力強いカケヤの音と威勢のいい掛け声が響き渡り、祝いの日の現場が活気付く。無事棟上げし、厳かに祝詞を上げる夕暮れ時、ようやく棟梁に安堵の表情が浮かぶ。この家の完成を夢見る家族のねぎらいが、また力となる。
Vol.4 2006年1月
大黒柱 棟梁・塩谷の右手で振り下ろすゲンノウ、受けるノミ。寸分の狂い無く桧丸太にホゾが刻まれていく。建前を一週間後に控え、刻みも終盤。一軒分の材料すべてに墨付けを施し、その手で刻んだ。
プレカットが台頭し、手刻みの良さが見失われつつある現代だが、厳寒のさ中でも作業を黙々と続ける。図面に集約された建て主の描いた「したい暮らし」を読み取り、それらを形にする為に木と向き合う。建前の日、準備されたすべての材料がきっちりと組みあがる。
Vol.3 2005年12月
大黒柱 沼田市。オオガネホームの資材置き場の一角。ゴツゴツとした皮をむかれ、羨ましい程の美肌へと変貌を遂げた桧丸太。「日本書紀」の中に「杉と楠は船に、桧は宮殿に、槇は棺にせよ」とある。独特のつやと香り、強度に優れ狂いがなく、耐久性はトップクラス。
古代より建築材として重用され、現代の住宅でも様々な部分に使用されている。秘蔵の丸太は百年躯体の大黒柱として鎮座する日にそなえまだ見ぬ家族との運命的な出会いを待つ。
Vol.2 2005年11月
大黒柱 静岡市。家の前を流れる中河内川の清流で鮎釣りを楽しみ、干物作りを趣味とする人。オオガネホームへ大黒柱を送り出している望月さんです。
望月木材の三代目として山の立木を買い、丸太にして出材しながら、山林も少しずつ増やし、現在では約70haの所有山林を管理しています。東京農大林学科を卒業後、すぐに実家を継いだ自称「根っからの林業バカ」。最近では仕事が終わると欅の和太鼓打ちに熱中している49歳、多感?な少年です。
Vol.1 2005年10月
大黒柱 静岡県を流れる安部川は水質検査全国2位の実績を持ち、人々においしい水を供給しています。
その安部川の支流安部中河内一帯に生息しているのが左の桧。この地域いったいは江戸末期あるいは明治初期より桧の植林がなされましたが、戦時中、強制伐採が大量に推し進められた為、このような大径木は貴重な存在となりました。およそ百年じっと時代の移り変わりを見つめてきた桧が、オオガネホームの大黒柱となるべく、伐採の時を迎えました。