小学生中学生の?に答えます。「なぜ国産の木で家を造るの?」


家を建てるときに使う木は家を建てる土地の近くで育った木を使うほうがいいと 昔から言われていました。 土地で育った木は、その気候条件に順応し育っているので家の材料になっても 丈夫で長持ちをします。
昔は輸送範囲が狭かったので、当然土地の木を使った家づくりが行われていました。

戦後の高度経済成長期、輸送手段が発達して海外から安い木材が入り、その木を使って 家が建てられるようになりました。輸入の安価な木は熱帯で短期間に育ったものです。 日本の気候風土とはかけ離れた環境で育った木です。

輸出される時、殺虫材や防カビ材をたっぷりと浸み込ませていたりします。でも、家を建てる段階ではすでにその薬剤が染み込んでいるかはわかりません。
また、薄くした木を接着材で張り合わせてつくる合板というものが現在の家づくりにはたくさん使われています。合板は少しの木で大量に作ることができ、 使いやすく、安価です。 
しかし、殺虫剤・防かび材・接着材などの薬品は家を建てた後も室内に残って、住む人の 健康を脅かすことがあります。シックハウス症候群とは、建築資材からでる揮発性の 薬品の毒で具合が悪くなることです。

そして、海外から木を運ぶために大量の石油を使っています。
地球温暖化を防ぐのに、二酸化炭素削減が世界中で課題となっている今、国内の木 を使って家を建てることはとても大事なことです。

では、なぜ国産の木があまり建築に使われなくなってしまったかというと、まずは 外国の木の方が安く手に入り、なるべく安く家を建てたいと思っている消費者の願望と合致してしまったからです。

なぜ、国産の木は外国の木より高いのでしょうか。
日本は熱帯に比べたら、木の生長が遅く、木を植えてから50〜100年経たないと 建築に使うことが出来ません。木を育てるには、間伐をしたり下草を刈ったり、たいへん 手が掛かってしまうからです。

戦後、たくさんの家が必要だったのに、国産の木は足りず、その代わり に安い外国の木が大量に入ってきました。そのため、日本の家は外国の木でつくられるよ うになってしまいました。
日本の木の需要はどんどん減っていき、山で木を守ってきた人は生活できなくなってしま い、山の手入れをやめてしまいました。 植林された木の苗はある程度育つと「間伐」という木を間引く作業が必要です。その作業をすることで、山に日の光が入り、木は地中深く根を張ります。下草も生え、しっかりとした傾斜地になっていきます。

しかし手入れをしない山は大雨がふると地すべりがおこり、ふもとの集落に 木と共に土砂が流れ、大災害を起こします。山の手入れをして木を育て、伐採 し、また苗を植える。このような繰り返しを長年にわたり行っていくことが 山には不可欠であることが最近わかってきました。

日本の木を育て、使うことは人の健康面や地球温暖化防止、地域の安全の面 でもとても大切なことです。 そのためには、山を守る人の努力、行政のサポート、家をつくる会社や住む人 の意識の改革が必要です。

群馬県では「ぐんまの木で家づくり支援事業」という補助金制度をつくって 群馬県で育った木をたくさん使って家をつくろうという人に30万円から50万円 のお金を補助しています。

オオガネホームがつくる家は、ほとんどこの補助金がもらえる家で、家全部を 国産の木で作ったこともあります。 全国にはこういう安全で環境を考えた家づくりをしていこうと考えている工務店がたくさんあります。

そういう工務店が一つの会(チルチンびと地域主義工務店の会)になって、これからの家づくりについて会議をしたりセミナーをしたり、お互いのつくった家を見学して勉強したりしています。

オオガネホームもその会に参加して、一生懸命勉強をしています。



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